紳士靴の中で、最もフォーマルなデザインとされる内羽根ストレートチップ。
1足は持っておきたい定番です。
冠婚葬祭はもちろん、ビジネスシーンでも活用できますし、シンプルでドレッシーな印象のあるストレートチップは普段のカジュアルファッションにもマッチします。
シンプルなプレーンタイプとは違い、メダリオンが控えめに入っているので、他人との違いを何気なく強調したいという場面にはうってつけの靴でしょう。
アッパー素材は、有名ブランドにも使用されているスペインタンナーの上質なボックスカーフをセレクト。耐久性の高いやや硬めの革質なので、型崩れもしにくく傷もつきにくいのが特徴。
内装もすべて本革貼りの本格的な構造です。履き込めば履き込むほどに足に馴染んでくるので、定期的にお手入れしながら、経年変化を楽しんで履いて頂きたい1足です。
■九分仕立て
通常グッドイヤー製法の底付けというのは、「すくい縫い」と「出し縫い」の順序で機械縫いをしていきます。 この九分仕立は、「すくい縫い」を手縫いで、「出し縫い」のみを機械で行う方法です。 このように靴の製造工程の九割方を手作業で作り込む事から呼ばれるもので、 要は、ビスポークなどの高級靴に採用されるハンドソーンウェルテッド製法と、グッドイヤー製法を合わせたものです。 機械縫いに対して、遥かに手間と時間が掛かる方法ですが、よりしなやかな返りと履き心地を得ることができます。